枕草子
- 作者: 面堂かずき
- 出版社/メーカー: ホーム社
- 発売日: 2006/02/17
- メディア: 文庫
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最近、ある方が「枕の草子には人生が詰まっている」とおっしゃっていたので、あらためて読んでみると、むかーしのお話には違いありませんが、「なんだ、この時代の人達も今と似たようなものなんだなぁ」と、非常に親近感が湧きました。
しかし、読んでいるうちに「あれ・・いつになったら前フリ終わるのかな!?」と思っていたら終わらないので、辞書で調べてみると「随筆」とわかりました。
この漫画はギャグ少女漫画っぽい感じで・・・清少納言が「ナゴンちゃん」って呼ばれていました。
実際そう呼ばれていたのでしょうか?ギャグ風っぽい絵であり、そこに脚色したとあるので、どこまでが本当でどこまでが脚色なのかわけがわからなくなりました。
早速読んで見ると、初めは昔観たアニメと少しイメージが違うではないか・・と思っていたのですが読み進めているとこれはこれでいいなぁーと感心しました。
私は「枕草子」が大好きで、田辺聖子さんの「枕草子」を愛読しているが、この本は、絵もかわいいし、藤原伊周がかーなーりーカッコよく書かれていて、「うわー」と思ってしまった、いい意味で。
清少納言は卓越した感覚の持ち主だと私は思う。
この頃の彼女のセンスが、1000年経っても変わらずに「あ、その感覚、いいね!」と思えるのだから。
古典が苦手な人でも、この「枕草子」ならきっとあっさり読めるはず。